最近、話題の「生成AI」。特にChatGPTは、「なんとなく使ってるけど仕組みはよくわからない」という人も多いのではないでしょうか?
私もその一人で、「便利だな〜」と思いながらも、実際どう動いていて、社会にどんな影響があるのかまでは考えたことがありませんでした。
そんな中、京都大学の黒橋禎夫教授による講演「ChatGPTの仕組みと社会へのインパクト」という動画(YouTube)を見て、AIのすごさと怖さ、そして私たち人間のこれからの向き合い方について、深く考えさせられました。
今回はその講演を見た所感を、いくつかのポイントに分けてまとめてみたいと思います。
👉 視聴した動画:YouTubeリンクはこちら
言葉を「なんとなく」じゃなく「文脈ごと」理解するAI
黒橋先生が最初に説明していたのが、ChatGPTの頭の良さの秘密。それが「ベクトル化」という仕組みです。ちょっと難しく聞こえますが、ざっくり言えば、
「単語を単語としてバラバラに見るんじゃなくて、“どういう文脈でその言葉が使われているか”をまるごと捉えようとする方法」
なんです。
たとえば「銀行」という言葉。文脈によっては「お金を預ける場所」だったり、「川の岸辺」だったりしますよね。ベクトル化という技術によって、AIはその前後の流れや空気を読み取って、より自然な文章を作れるようになっています。
だからこそ、ChatGPTが返してくる文章が「なんかちゃんとしてる」「人間っぽい」感じがするんですね。
英語と日本語ではまだまだ差がある?
ただ、現在のAIはすべての言語で完璧に動くわけではないそうです。黒橋先生によると、英語と比べて日本語では、AIの精度や動きにまだ差があるとのこと。
理由のひとつは、AIに学ばせる「言語データの量と質」に違いがあるから。英語はインターネット上に膨大なデータがありますが、日本語はまだまだこれから。日本語に強いAIが今後出てくることで、もっと自然な会話やサポートが可能になるかもしれません。
AIは“魔法の杖”じゃない。だからこそ必要な「疑う力」
この講演でいちばん刺さったのは、「AIを信じすぎてはいけない」というメッセージでした。
AIはあくまで「道具」です。どんなに便利でも、間違うことはあります。だから、使う人間側が“批判的思考”を持ち、自分の頭で考えることが大切だと、黒橋先生は繰り返し強調していました。
私たちは、知らず知らずのうちに「AIが言ってるなら正しいのかも」と思いがち。でも、そこを疑って、自分なりに調べたり、考え直したりする姿勢が、これからの社会では本当に大事になってくると思います。
共存のスタートラインに立っている今
AIはもう遠い未来の話ではなく、私たちのすぐそばにあります。検索、翻訳、文章作成、画像生成…。私たちはすでに、毎日のようにAIと関わりながら生きているんですよね。
でもその「便利さ」に甘えてしまうと、自分で考える力がどんどん弱ってしまうかもしれません。
AIを上手に使いこなすには、自分自身の“考える力”を強く持ち続けることが何より大切。
そんな当たり前のことを、改めてしっかり考えさせてくれる講演でした。
AIと人間、どちらが上とか下とかではなく、「どう協力していくか」を考える時代に、いよいよ本格的に入っているんだなと実感しました。
最後に
ChatGPTを使っている人も、これから使おうと思っている人も、この動画はきっとヒントになるはずです。難しい内容も、黒橋先生がとてもやさしく、丁寧に解説してくださっているので、技術に詳しくなくても安心して見られます。
AIとの付き合い方、ちょっと立ち止まって考えてみたい人におすすめの講演でした。
👉 動画はこちらから視聴できます
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